典型的な夜型人間であったぼくが、早起きを習慣にした方法

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子供のころから早起きが苦手だった

ぼくは早起きが苦手だ。
いや、訂正しよう。ぼくは早起きが苦手だった。
 
思えば、ぼくの寝坊癖は小学校の頃から始まっている。いつも母親に叩き起こされ、寝ぼけ眼で朝食のパンを口に運んでいた。しかし朝食などろくにとれないままに、時間に追い立てられ、重い足取りで学校に向かう。夏休みのラジオ体操なんて2−3回しか参加した覚えがない。近所には毎朝早起きして散歩している同級生がいたが、ぼくにはとてもそんな真似はできなかった。ぼくは彼に羨望のまなざしを向けるどころか、「じじくさい」と言って敬遠していたものだ。
 
ぼくの寝坊癖は、大人になっても変わらなかった。いつも時間ギリギリまで寝ている。朝は2重3重にもかけた目覚まし時計を次々に止めて、最後の一つで這い上がるように起きる。まるでゾンビだ。ぼくは起きたあと1時間はおなかが空かないので、朝食なんてまともに食べられない。それでもなんとか、ヨーグルトやバナナなど、軽めのものを流し込んで出勤する。仕事で早起きしなければならない時なんて、2−3日まえから憂鬱な気分になったものだ。ここまで書くと、もはやダメ人間だ。
 
早起きは三文の得という。小学生のときは「じじくさい」と思っていた早起きも、大人になるにつれて良いイメージへと変わっていった。漫然とではあるが、早起きをするという事に、さわやかなイメージが付いて回るようになった。また、多くのビジネス書では著名な経営者や学者が、早起きの効用を謳っている。多くの成功者が早起きを習慣としており、自身の成功の一因としているのだ。ことわざの通り、早起きには実利が伴うということが、ようやくぼくの頭でもわかってきた。
 

早起きへの挑戦と挫折、典型的な夜型人間は変われない?

ぼくはこれまでの人生において、何度も早起きの習慣化にトライしたことがあるが、ことごとく失敗してきた。典型的な夜型人間であったぼくは、眠りにつく直前まで本を読んだりTVを見たり、何かをせずには居られない。目覚まし時計を何個かけても、どんなに気合いをいれても、上手くいかなかった。何日か続けて早起きできたとしても、あくまで単発であって、決して習慣化することはなかった。時折、思い返したようにトライしてきたが、一度も成功した事がない。今のぼくに言わせれば、そんなもの成功するはずがないのだ。
 
しかし、今ぼくは早起きをしっかりと習慣化できている。そして、早起きの効果を実感し始めている。今のぼくにとって、まだその変化は小さなものかも知れないが、長い人生では大きな差になるだろうと確信している。まさに、継続は力なり、と言ったところだ。大げさかも知れないが、人生が変わっていく気配を感じとっているのだ。
 

ぼくが早起きの習慣化に成功した方法

では典型的な夜型人間であったぼくが、どうやって早起きを習慣化できたか?。その格子となった方法を以下に挙げた。書き出してみると何とも平凡なので、苦笑してしまう。しかし、実際、筋金入りの寝坊助だったぼくが、早起きを習慣化することに成功しているのだから、バカにしたものじゃない。世の中に数多ある真理は、大切なものほど簡単に書き表せるのかも知れないと、ぼくは考えている。ひとつひとつ、説明する。
  • ぼくは朝を人生を変える大切な時間と位置づけている。
  • 朝起きたあとのことを想像して、寝る前に環境を整えておく。
  • 目覚まし時計をかけ、早めに眠りにつく。
  • そして何より、早起きを楽しんでいる。 

ぼくは朝を人生を変える大切な時間と位置づけている。

行動を継続するにはモチベーションが必要だ。目的と言い換えてもいい。まずは自分がどうして早起きしたいのか、朝の時間をどう使うのか、突き詰めて具体的に考えることだ。紙にたくさん書き出してみるといい。ぼくは、相応の年齢になって、今後の人生をどう歩もうか模索し、考え続けている。より良い方向に進むため、朝の時間を読書や勉強、考え事に使っているのだ。目的は人それぞれ違うだろう。健康のために運動をするのもよし、家族との時間にあてるのもよし、仕事や趣味に没頭するのも良いだろう。夢や野望があるならば、そのために使うべきだ。
 

朝起きたあとのことを想像して、寝る前に環境を整えておく。

早起きの準備は前夜に始まっている。早起きしてやりたいことを定めたら、翌朝できるだけスムーズに事が運ぶよう、準備しておくのだ。ぼくの場合は、まず机の上をきれいに片付ける。あるべきものを、あるべき場所へ。余計なものは隠してしまう。次に、読みたい本や書きかけの書類、考えたいトピックスなんかを、机の上に準備しておく。翌朝コーヒーを持ったぼくが、スムーズに集中できるようにしておくのだ。これは殊のほか大切な儀式だ。自分の潜在意識に早起きをインプットする効果があると、ぼくは思っている。今のぼくは大概、目覚ましが鳴るまえに自然に目が覚める。
 

目覚まし時計をかけ、早めに眠りにつく。

あたり前だが、早起きするためには早く寝る必要がある。残念ながら、ぼくはショートスリーパーではない。一日をまともに過ごそうと思ったら、少なくとも6時間は寝なければ都合が悪い。以前のぼくは寝るのが惜しくて、いつも夜更かしをして本を読んだり何かを調べたりしていた。しかし、知的作業をするならば、俄然朝の方が効率がよい。自分のためを思って使う時間だからこそ、夜の疲れた心と頭で考えるよりは、朝のフレッシュな頭を割り当てたいものだ。夜はすっぱりあきらめて、さっさと寝てしまうのがよい。早起きが習慣化すれば、自然と眠たくなる。
 

そして何より、早起きを楽しんでいる。

これはもっとも重要なスパイスだ。誰しも楽しくないことを継続することは、それなりにエネルギーを使うものだ。モチベーションや目的がどんなに崇高であっても、気分が乗らないと、実行するのは難しい。特にぼくは、楽しくない事を継続することが苦手だ。だからこそ、ひとつひとつの障壁をなるべく低くしてやることに腐心している。ポイントは、楽しむことだ。まず自分が楽しいと感じる事を、朝の時間に割当てている。しかし時には、気分の向かない知的作業は放ってしまって、散歩にでかけることもあるし、寝たいだけ寝ることもある。そんな自分を責めず、長い目で見て、習慣を継続できていればそれで良い。
 

 まとめ

以上は早起きをするための、ぼくにとって効果的な方法だが、その他に細かい工夫を色々している。例えば、TVはつけない、気分にあったBGMを流す、起きがけにベランダで少しだけ日光浴をする、ジュースやコーヒーで血糖値を上げる、といったような工夫だ。長くなってしまうので、すべてを書く事は出来ないし、ひとつひとつの説明も割愛する。早起きに関する本、自己啓発の類いの本にも色々紹介されている方法を参考にしながら、自分に適したやり方を探し、試しながら楽しんでいる。